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2018年10月03日

都市民生委員会行政視察

 所属する市議会常任委員会の都市民生委員会で行政視察です。常任委員会の視察は閉会中の継続審査事項であり、公務として行われています。(欠席1名)常任委員会の視察は、これまで宿泊を要していましたが、一昨年、視察先で議員が飲酒による不祥事を起こしたことから、以降、今期は宿泊を要する視察は自粛しております。

 今年はさいたま市(旧与野市)にあるAGS株式会社データセンターと戸田市の児童センターこどもの国を視察させていただきました。

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 さて、AGS株式会社(←クリック)。みなさんのお宅に各種税金、料金、福祉、手当などなど、羽生市から仰々しいお知らせが届くことが多いと思います。羽生市が送付しているのですが、これら情報管理はAGS株式会社に委託し、AGS株式会社で一元管理されています。そのメニューは、なんと54に及びます。30年程前までは多くの自治体はそれぞれが管理することが当たり前でしたが、現在ではほとんどの自治体が情報処理サービス会社にその管理を委託しております。

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 情報漏洩は絶対に許されないことから、そのセキュリティー体制は厳重、厳格です。部屋の出入りはICカードの他、静脈認証が必要なほど。監視カメラの数も尋常ではありません。部屋を映すカメラの他、場所によっては社員の手元を映すカメラもあるとの事。社員であっても、スマホ、携帯、撮影機器の類はデータセンターに持ち込むことは出来ません。社内で使うPCに記憶媒体の装備はないそうです。会議室で一連の説明を受けた後、データセンター内を見学させていただきましたが、当然ながら、我々にも会議室にスマホ、カメラの類は会議室に置くように指示がありました。よって会議室以外の写真がありません。

 さらに、絶対に喪失できない情報を管理していることから、建物自体も免振設計や非常電源など、災害に対する設備があちらこちらに備えてありました。会社の立地場所も都心に近い高台で地盤はより強固。地震や津波や、川の氾濫の影響を受けないであろう場所として選定されているそうです。3.11のあの地震の際も、データセンターは免振設計されていることから、発表された震度程の揺れは感じなかったとのことですので驚きます。

 また、記憶に新しいところでは、災害により、被害を受けた場合、住民の各種情報をAGSを介して、羽生市、東松山市、本庄市、和光市、深谷市、幸手市の6市は、端末の相互利用を可能にすべく、今年4月、「総合行政システム(PubLinker クラウド)災害協定」(←クリック)が締結されました。県内初で全国でもめずらしい試みであり、メディアに大きく取り上げられました。

 予算や決算審査で「AGS」の社名はこれまでよ〜〜〜く耳にしてきました。会社を視察させていただき、情報管理の重要性、重大性をあらためて認識するとともに、数々の疑念???が晴れました。(笑)

 気の利いた写真がないのは、セキュリティーの観点から社内の撮影が不可だっためです。

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 続いて、戸田市の児童センターこどもの国です。3年前、所属する「青年地方議員の会」で一度視察をさせていただいたことがありますので、2度目の訪問になります。地方都市の人口減少が著しい時代であっても、戸田市は現在でも人口が増加しております。約19平方キロメートルの面積に農地はほとんどなく、行政には農業委員会も存在しません。

 同じ埼玉県でありながら、荒川沿いと利根川沿いでどうしてこうも異なるかな???と思うほど。児童館、児童プール、観察の森、児童公園、保育園、学童保育室が併設されており、バンド練習が出来るようにPearlのドラムやグランドピアノが設置されているスタジオや、ダンス練習が出来る鏡張りのスタジオもあります。軽運動場と称した体育館まであり、約20億円をかけて3年前に建てられました。羽生市でも馴染み深い「さきたま会」が指定管理者になっており管理、運営を行っています。

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 住民ニーズを受け、行事の見直しを行うとともに、利用時間を工夫することで利用者は増加傾向にあるとのことでした。

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 以下、戸田市の人の利と地の利。

・総人口→ 137,320人(平成29年1月) 
・平均年齢→ 40.2歳(平成29年1月)22年連続県内第1位
・高齢化率→ 15.7%(平成29年1月)
・年間人口流動(平成28年中)→ 転入10,568人転出9,231人
・戸田公園駅⇔新宿駅埼京線で約20分
・東京外郭環状道路美女木ジャンクションを起点。
 東北道⇔常磐道⇔関越道⇔中央道⇔東名道のすべてに連結
・普通地方交付税不交付団体35年連続
・単年度財政力指数(平成29年度) 1.234

 羽生市の財政力指数は0.79(県40市平均0.90)高齢化率は28.38%といった具合に、大変に豊かなで人口構成も羽生市とはまるで異なる戸田市ですが、子供が未就学のうちは戸田市在住でも、就学前になると23区に住居を移す・・・といった若年層の住民が多く、サービス提供のジレンマに苛まれているのは、県南部の他の自治体と同じとのことでした。

 行政視察というと、人口規模や財政力などを比較し、羽生市と同等で施策の先進地を選定することが多いのですが、同じ埼玉県であっても、同じ市県民税を払っていても、住む場所で受けられる行政サービスは異なる・・・。という現実を他の委員に知っていただきたい!そんな思いがあり、委員長に視察場所として、私が申し入れをさせていただきました。

 関東の文化圏以外の場所の視察ももちろん重要です。しかし宿泊を要し、遠くに行くばかりが視察ではありません。大切なのは中身です!日帰りの身軽な視察であっても大変に有意義な時間でした。

posted by Nakcy at 00:00| 視察 | 更新情報をチェックする